“いい人” が多い、いい会社
Q:学生時代の専攻や、これまでの経験について教えてください。
学生時代は天文学を専攻していて、Drまで取得しました。遠くの銀河を撮影し、といってもあまりに遠いのでシミのようにしか見えない画像なのですが、それらをたくさん集めて統計を取り、PCに向かってデータ解析をするという研究生活にだんだん飽きてしまって・・・。もっと人と関わりたい、就職しようと考えるようになりました。
PCを触るのは好きで、研究ではプログラムを書くこともしていたので、IT分野のエンジニアを目指して就職活動をした結果、DXCの前身である日本ヒューレット・パッカードに入社しました。
面接の時、緊張して待っていたら、まったく知らない年輩の男性から「頑張ってね!」と声をかけられたことがとても印象に残っています。あぁ、いい会社なんだなぁと思いましたね。そんな雰囲気はDXCになった今も継承されていると思います。なんというか、人間として“いい人”が多い。そんな会社です。
新しい技術で、新しいものを
Q:現在の仕事内容や、やりがいについて教えてください。
入社以来、ずっと同じ運輸業界のお客様担当として、業務アプリケーションの開発や運用を担当しています。同じお客様に対するサービスの中でも、継続的に新しい技術に触れられることが楽しいです。知らない技術を学び、その使い方を考えて新しいものを組み上げていく、そのプロセスがおもしろいですね。DXCは内部トレーニングも活発で、新しい技術を学ぶ機会はたくさんあるし、そういうことに前向きな人も多い環境だと思います。先週も「デザインシンキング」というワークショップが開催されていて、私も参加しました。
DXCになる前は会社の規模が大きくて、組織全体を把握しきれないところがあり、このような社内セミナーに参加しにくい空気もありましたが、今は組織がコンパクトになって風通しも良くなり、社長や役員と話をする機会も増えました。私自身がキャリアを積んで年次が上がったということもあるかもしれませんが、会社が何を考え、どこに向かおうとしているのか、実感しやすくなっていると思います。
仕事についても、以前は言われたことをきちんとクオリティを保って完遂することが目標でしたが、今は求められる以上のアウトプットを続けていこうという意識が強くなってきました。対外的にも、社内的にも、自分の価値を証明し続けていくことが、ステップアップにつながると思っています。
自分なりのエンジニア像に向かって
Q:DXCの魅力はどのようなところでしょうか。また、今後のキャリアプランを教えてください。
将来のキャリアパスの方向性としては、エンジニアとして技術力を高めていくことを考えています。エンジニアといってもマネジメント系が得意な人、実際に現場で手を動かす技術寄りの人と、いろいろありますが、私は後者、“現場の人”でいたいと思っています。ただ、現場の人という立場のままでは、言われたことをやっているだけで、作りたいものが作れないということも現実にはあります。ですから、現場に軸足を置きつつ、新しい技術を使って新しいものを生み出すことにも関わっていくというのが理想形になるでしょうか。いろいろな方向性を探りつつ、考えているところです。
そこは上司も一緒に考えてくれるので、頼りになりますね。DXCはどんなことでも相談すれば親身になって考えてくれる人が多いです。最初にお話したように、人間として“いい人”が集まっている環境なのは、ありがたいなと思っています。