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2022/9/7
by  菊地 英樹 / 伊藤 香織
 

コロナ禍で多くの企業がリモートワークを取り入れることとなりました。しかしながら、リモートワークが企業文化と合わない、コミュニケーションがうまく取れないなどの問題を抱えているケースもあるようです。DXCテクノロジーでは、コロナ禍以前より「フレックスワークプレース(在宅勤務制度)」という制度を設け、リモートワークを活用した各社員に合わせた柔軟な働き方を推進してきました。そのため、コロナ禍でもスムーズに大多数の社員がリモートワークに移行し、さらにこの経験をもとに、制度を進化させています。この制度に込めた思いやこれまでの取り組み、そしてこれからについて紹介します。

 

真にフレキシブルな働き方で社員のQOL向上を図る

私たちDXCテクノロジーは、『誰もがフレキシブルな働き方を実践できるように』というポリシーのもと、 「フレックスワークプレース(在宅勤務制度)」を会社設立時から設けています。当初は、全社員がリモートワークを行っているわけではなく、この制度を活用する際は、都度マネージャーへの手続きなどが必要でした。

しかし、コロナ禍に突入したことで出社制限などがかかり、リモートワークを前提にした勤務体制へと働き方が大きく変わりました。アフターコロナに適した働き方を多くの企業が模索していますが、DXCテクノロジーでも制度を進化させて「新しい働き方」──つまり、「その時々の社員の都合に合わせて、出社か在宅勤務かを柔軟に選択できるハイブリッドな働き方」の実践を始めています。そして実践をしていく中で、真にフレキシブルな働き方を認めることこそ、社員のQOL向上や業務パフォーマンス向上につながるのだと、確信しています。

例えば、通勤時間が長くかつリモートワークでも業務を遂行できる社員の場合、1年間オフィスに出社することなく働いている社員がいます。一方で、リモートワーク中心でも月に数回はオフィスに顔を出す社員も数多くいますし、オフィスで業務をしたいと常に出社している社員もいて、多様な働き方を実現できていると実感しています。

当社のこの「新しい働き方」は、多くの社員から高評価を得ています。例えば、小さな子供のいる社員からは「仕事と育児の両立がしやすい」という声が寄せられています。その他にも「通勤時間が削減できた分、自分の趣味に時間を割けるようになった」などの評価もあり、ワークライフバランスの向上にも大きく寄与しています。

 

プロジェクトチームを中心としたコミュニケーションを大切に

一般的にリモートワークは、コミュニケーションが難しいと問題視されがちです。そこでDXCテクノロジーでは、プロジェクトチームごとにメンバー全員が参加するミーティングやトレーニングを定期的に取り入れたり、特に議題を設けず困っていることや近況などを話せる1 on 1ミーティングを設けたりしています。

このようにチーム内でお互いの顔を見て話す機会、つまり「タッチポイント」を必ず設け、チームで仕事をしていることや、他のプロジェクトメンバーが自身を気にかけていることを社員に気付かせることで、リモートワークでも孤独感が生じないよう配慮しています。

こうしたリモートワークにまつわるルールは、DXCテクノロジー全体で細かく定めているわけではありません。各プロジェクトチーム内で、ルールを柔軟に決めることが可能です。各プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーが、メンバーの様子を見て適宜フォローするなど、自身の裁量を持って、ステークホルダーマネジメントを実践しています。

 

研修では縦と横のつながりを意識

このように、DXCテクノロジーでは在宅勤務と出社を自由に選べるハイブリッドな働き方を推進しており、2022年の新卒社員研修も、オンラインをメインとしてオフィスでの研修も含めたハイブリッドな方式で実施しました。オフィスで研修する機会を設けたのは、同期との横のつながりを強化したい、オフィスでの仕事に慣れる機会も設けたい、といった意図があります。出社した際には、先輩社員と気軽にランチに行ってコミュニケーションを取る機会を設けるなど、縦のつながりの強化も図っています。

また、DXCテクノロジーでは社内SNSでの情報交換が活発に行われており、日本社員の間だけでなく、海外に所属する十数万人以上の社員ともつながって情報交換が行われています。

もちろん、リモートワークを推進しているとはいえ、仕事の内容や立場によっては、出社やお客様先への訪問が必要となるケースが発生するので、新たな社員を募集する際には、オフィスに出勤できる範囲内に居住していることが条件となっていました。しかし、ハイブリッドな新しい働き方が定着してきた今、当社では、地方に在住している経験豊富な人材や優秀な人材の獲得も目指して居住地制限を撤廃し、フルリモートを前提として働くことのできる方も募集して、DXCテクノロジーで一緒に働いていただけるように準備を進めています。

 

DXCテクノロジー・ジャパンに根付く6つのカルチャー

最後に、DXCテクノロジー・ジャパンならではの6つのカルチャーを紹介します。

  1. 大企業だけどベンチャー
  2. 身近なグローバル企業
  3. 懐の深い自己実現機会
  4. 千人千色の活動フィールド
  5. ちょうど良い温度感
  6. らしさの尊重

それぞれのトピックの意味や詳細については、個性豊かな6人のマネージャーが1つひとつ動画で語っていますので、ぜひご覧ください。DXCテクノロジー・ジャパンを象徴する、自ら積極的に発信できるプロアクティブな人材像や、役職に関係なく気軽に話ができるフラットなカルチャーをきっと感じていただけると思います。DXCテクノロジーで一緒に働いてくださる方も、随時募集しています。

 

About the author

菊地 英樹(Hideki Kikuchi)
DXCテクノロジー・ジャパン 人事統括本部長。産業機械メーカー研究所、日系SIer、外資系ソフトウエアベンダー、総合系コンサルティングファームでの幅広いITサービスおよびプロジェクト・マネージメント経験、グローバル総合人材会社での業務経験を持つ。これらの経験を活かし、ビジネス目線でDXCテクノロジー・ジャパンの人事業務に取り組んでいる。

伊藤 香織(Kaori Ito)
DXCテクノロジー・ジャパン 人事ビジネスパートナー兼人事オペレーションズ マネージャー。人材紹介会社・生命保険会社・スタートアップ企業・コンサルティング会社の人事経験を経てDXCに入社。現在は、デリバリー部門の人事ビジネスパートナーおよび、人事オペレーションチームのマネージャーとして日々社員をサポートしている。

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